安定した施工力を目指して!
いえらぼ 池田雄一郎です。
実は… いえらぼスタッフに4月から変化がありました。
専属で仕事をして頂いていた3名の大工さんが自社大工として加わり、総勢9名の大工チームにパワーアップしました。
目的は品質・クラフト力の向上、対応力の強化、そして、元々大工からスタートして100年の会社でもありますので伝統の継承です。
ファイナンシャル・資産活用スタッフ、設計スタッフ、現場監督スタッフと力を合わせつつ、住まい手さんの期待に答えられる住まいづくりを目指していきます!
そんな出来事もあり、気持ち新たにベクトルを一つにすべく、懇親を兼ねた視察旅行へ行ったり、月一の全体会議を行ったりしながら、PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)を回しております。(写真は視察旅行の時の写真。左写真 相羽建設様「つむじ」見学、右写真 夢・建築工房様 現場見学、語りつくせない程の学びがありました。ご対応頂いた皆様に改めて感謝致します。)
ではでは、実際の現場での状況はと言いますと…
先日「旭岡の家」の気密測定を行いました。気密測定は建物の外皮の隙間(穴)の大きさを表すC値が分かります。気密工事は、そう大工の手により行います。
このC値、大きさによって建物の燃費が変わります。
例えば3間×5間 Q値1.3 のプランで C値だけを変えて燃費ナビを回し、年間暖房負荷(家の燃費)を比較すると…
C値 年間暖房負荷
10 → 109.32
5 → 80.11
2 → 63.07
0.5 → 54.74
C値0.5はC値10(昔の在来工法の家相当)の年間暖房負荷の1/2という結果でした。
光熱費で言うと年間5万円の差が出ます。
また、C値が大きいと換気が上手く働かずよどんだ空気が室内に溜まり易いという問題も有ります。
さて、「旭岡の家」の気密測定に話を戻しまして、計測を写真のように行ってみると…
なんと測定不能という結果!!
これは計測ができないほど隙間が無いという事です。10回以上繰り返すも結果は同じ…
仕方が無いので、普通は塞いで測定する換気口部分を少し開いて測定。
結果C値0.19の表示。
とてつもなく良い結果となり、住まい手さんにも喜んで頂けましたし、スタッフのみんなにとっても嬉しい報告となりました。
実際現場で腕を振るう大工さんの品質面、そして表現面の技を磨きつつ高性能かつ美しい住まいを造っていきたいと思います!!