いえらぼ　野田です。
かねてから現場を進めていました長岡市「土合の家」が、上棟を迎えました。

先日の地鎮祭の様子です。
敷地は南側接道で、居室を南面して取ることができそうですが、東と西に背の高い隣家があり、日射の取得は簡単ではないことが予想されました。

プランニング段階で燃費計算をして、断熱等のスペックを最適化します。

隣家との距離やコスト面等も考慮し、壁は充填断熱とします。壁の内部に断熱材・高性能グラスウール（=HGW）120mmを施工します。屋根断熱はHGW310mmとしました。

また基礎断熱とし、ベタ基礎のスラブ下には断熱材・押出法ポリスチレンフォーム100mm厚を敷きます。基礎立上り内部にも断熱材を取り付けます。

さて、建て方の初日は台風一過となり、天候に恵まれるなか作業ができました。

建て方の二日目は天候が心配でしたがなんとか持ち直し、無事、上棟を迎えることができました。

南側のリビングには大きな窓を設け、明るく暖かい部屋とします。道路からの目かくしも計画しています。また軒をしっかりと出して、夏の日射を遮ります。

北側に建ち並ぶ隣家の間の「抜け」も現場で再確認しました。隣家は将来建て替わる可能性もありますが、現段階での設計のよりどころの一つとして計画しました。

建て主様ご家族とご親族を現場にお招きし、上棟式を執り行いました。

上棟式にて、建て主のご主人様が、祝いの謡曲「鶴亀」をご披露くださいました。
スタッフ一同の士気も上がりました。これからさらに気を引き締めて、現場を進めていきたいと思います。