親から資金援助を受ける時の話
住まいづくりを行う時にまず行うのが資金計画。
様々なご相談があるのですが、その中に親から資金援助を受けることのご相談もあります。
親からの資金援助の種類は3つあります。
「贈与」「借入」「共有」
先日のあったご相談は「親から「借入」をしようと考えているのですが」
というものでした。
親からの「借入」に関しては意外と複雑なので注意が必要です。
「贈与」と「借入」については、税務署にとってみると違いの判断が微妙なため慎重に事を進めていかないと「借入」を「贈与」とみなされてしまいます。
場合によっては思わぬ所で贈与税が発生してしまいます。
簡単にまとめると以下の3つことに注意が必要です。
1,贈与としてみなされないように「借用書」の作成が必要ということ。
2,銀行振込を利用して「借用書」の通り返しているという証拠を残すこと。
3,借入金利を設定しなければならないこと。
※金利をゼロとすると贈与とみなされる可能性がありますので
一般の金融機関等の住宅ローン商品を参考にしながら決めていきます。
「借用書」を作る際には税務署に問題のない借入条件になっているか相談することを
おすすめいたします。
上記の手続きはけっこう大変でもありますので
ご家族とご相談の上、
・親からの借入金を預金担保として低い金利でお金を借りて住宅ローンの特別控除の適用も受ける。
若しくは
・親からの許しがあれば贈与として受けとり、住宅取得等資金の贈与の非課税を活用する
という方法を取ることもできますので、親からの「借入」を選択肢に入れている方は参考にしていただけたらと思います。
「贈与」や「共有」についてもいろんなサイトでも紹介されていますのでご興味のある方は調べてみてください。
さて、今週末24土25日は「南町の家」の完成見学会です。
これからの寒い冬もあたたかく過ごせるHEAT20 G2レベルの高断熱な住まい、
まだ空きがございますので是非ご来場くださ~い。