「収納」

４間×４間という大きさの１階に水廻り、4.5畳の和室を入れ込もうとすると、収納の部分にしわ寄せがきてしまうものです。しかし、このモデルハウスは収納も充実しています。特に皆さんが感心していたのが、階段下の使い方。階段下を３つに分割して、廊下、脱衣室、リビングからそれぞれ丁度良くそこに必要な物を収納出来るようになっているのです。例えば、廊下側からは掃除機やたまっていく新聞紙などを収納しておくことができます。脱衣室からはタオルや下着といったものを収納することができます。リビング側は、ｶｳﾝﾀｰ上に電話やメモ用紙等を、ｶｳﾝﾀｰ下には薬や筆記用具といった小物類が収納できるようになっています。階段下の収納を丸々ドーンと一つ作ってもこんなに使い勝手良く利用することはできません。無駄なスペースを作らず、使う物を使う場所で収納できるように工夫されている階段下収納に皆さん脱帽といった様子でした。

和室はしっかり布団も入る大きさの収納があります。また、小上りになっていますので、下に引出収納を仕込んでリビングから使えるようになっています。

玄関は両サイドが収納になっていて、北側が主に靴、南側がコートや小物を収納できるようになっています。床から天井まで収納できるようになっているので、かなりの靴が収納できますが、それでも足りない方は小屋裏収納があるので夏と冬で入れ替えれば十分かと思います。最近良く見かけるｼｭｰｽﾞｸﾛｰｸですが、ﾃﾞﾒﾘｯﾄとして通路分が無駄なスペースとなってしまう所があります。このモデルではその分を他の所に充実させています。また、冬用タイヤや外で使う趣味の道具（スキー用品やスポーツ用具、ＢＢＱ用品等）は、外に物置を作って収納する事を想定しました。高断熱な住まいの中に収納するには、スペース的にもったいないという判断です。駐車スペースと玄関近くに設置すると使い勝手も良くなります。

２階には主寝室にＷＩＣ、子供部屋にもそれぞれ収納があります。また、子供部屋上部にはロフトがあり、それぞれからのぼれるようになっています。階段で上がれる小屋裏収納もあり、季節物の収納スペースとして重宝されることでしょう。

このように、４間×４間という間取りでも、これだけの収納スペースが充実している為、来場者からは「必要な物がしっかり揃ってるね」といった感想を多く頂きました。