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日本初? G2レベルのシェアアトリエプロジェクトが始まりました 2

Date:2020.1.06 / Category:

あけましておめでとうございます。LLS池田雄一郎です。

 2019年もたくさんの方々にお世話になり、おかげさまでこうして2020年を迎えられましたこと心より感謝申し上げます。今年も皆様にとって良い1年となりますよう祈念致します。

さて、今年最初のブログは「日本初? G2レベルのシェアアトリエプロジェクトが始まりました」https://local-life-standard.com/blog/2503.htmlの続きから。

 

 なぜ断熱性能G2レベルでのシェアアトリエの提案なのか? 

まず、プロジェクトスタート時に大家さんより「10年後に住宅として売却することになっても価値や魅力があるように」という要望を頂きました。

そこで提案の1つとして、断熱性能をLLSで推奨しているHEAT20 G2レベルとしました。

 

HEAT20と国の断熱水準の比較

これから10年どのように住宅業界の省エネ制度が変化していくかははっきりとしていません。
しかし、家の中の温度差が少なくあたたかい住まいが健康に良いことは研究結果ではっきりしています。
なので、それを低燃費に実現できるG2レベルの断熱性能にすることは普遍的な価値であります。

断熱性能を上げるには初期費用は増えてしまいます。
ですが、提案の建物は4人家族が暮らせる建物の大きさ(29.5坪)を、エアコン1台で全館冷暖できる仕様です。
もし10年後販売することになったとしても設備の更新費用はほとんど掛かりません。

また、賃貸において借り手が付くかは重要な問題です。
冷暖房の光熱費負担が少なく快適なことは住宅だけでなく、事業用賃貸としてもメリットがあります。
結露や寒さに悩まされる賃貸物件と比較するとその悩みから開放される高断熱な建物は付加価値となります。

もちろん建築の魅力は断熱性能で決まる訳ではありません。

このプロジェクトでは大家さんや借手の方々の想いを意識しながら造っています。
例えば、この地にずっと根を張り大事にされてきた2本の松と庭を町の風景として残しつつ、地域に開かれた場となるよう建物とその庭との関係性を大事にしています。

既存の2本の松と庭の植栽の様子

他にも工夫していることはありますが、このブログでは賃貸物件の高断熱化のメリットについてまとめてみました。

実は今、この賃貸物件の高断熱化が注目されています…

この続きは次回のブログにて。ではまた。

 

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