日本初? G2レベルのシェアアトリエプロジェクトが始まりました 3
おはようございます。LLS池田雄一郎です。
本日は昨日の「賃貸物件の高断熱化が注目されています…」の続きから。
先日リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019で鹿児島断熱賃貸~エコリノベ実証実験プロジェクト~(株式会社大城)が総合グランプリを受賞しました。
https://www.renovation.or.jp/app/oftheyear/2019/572
グランプリのプロジェクトは増え続ける空き家問題に対する解決の糸口として、無断熱の賃貸物件を快適な暮らしが提供できるよう断熱改修(改修後の性能HEAT20 G2)したプロジェクトです。
好立地であるにも関わらず長年空き家であった本物件が、改修前後の室内温度と電気使用量を測定し、そのデータを入居者募集時に提示したことで完成引き渡し前後に入居が決まり空室対策としての効果も立証されました。
EU諸国の不動産市場では売買・賃貸ともに不動産広告に住宅エネルギー性能を表示することが義務化されています。
今回このプロジェクトが総合グランプリを受賞したことは、このような取り組みを業界としても推していこうという意思の現れであります。
近い将来日本でも性能表示の義務化が行われることは予想されており、この出来事が後押しにもなっていくことでしょう。
こうした流れからも今回のシェアアトリエプロジェクトでG2クラスの断熱性能にすることは価値があることがわかります。
昨年、国連の『COP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)』の会場で、日本が『化石賞』という残念な賞を受賞しました。環境NGOが温暖化に消極的だと判断した国に、皮肉を込めて贈る賞です。日本は世界的に見て省エネ後進国なのです。
では省エネ先進国の1つドイツの不動産市場では、どのような取り組みがなされているのでしょうか?…
長くなってまいりましたので次回に続きます。ではまた。
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