こんにちは設計の鈴木です🏡
長倉の家3ですが、雪に阻まれで工事が遅れ気味でしたが
弊社大工の奮闘によりなんとかここまで工事が進みました!
冷暖房方式と銘打ったのですが
昨今の住宅は、各部屋に1台ずつエアコンを設置する従来の方式から
エアコン1台で全館冷暖房をする方式を採用するのが主流になってきました。
L.L.Sでは将来的にエアコンの交換がしやすいように
家電量販店でも購入できるごくごく普通のエアコン1台での
全館冷暖房に取り組んでいます。
冷暖房の効率は、断熱性能、気密性能や間取りによって大きく変わるので
L.L.Sではお施主様の理想とする間取りに応じて冷暖房方式を使い分けています。
だいだいざっくり言うと
①床下暖房エアコン+壁掛け冷房エアコン or 小屋裏冷房エアコン
②階間冷暖房エアコン+ブースターファン
③ダクトエアコン
の3種類になります。
ダクトエアコンだけ、「家電量販店でも購入できる」とはいかない方式ではあります。
これを場合によっては組み合わせたりもするのですが
それぞれどう違うのかはまた別の機会にご説明しますね😅
『 長倉の家3 』では
②の「 階間冷暖房エアコン+ブースターファン 」を採用しています。
②を採用した理由としては2階に「 吹抜が無い 」というのが大きな理由です。
暖かい空気は自然と上に上がる、冷たい空気は下に下がるのは体感的にわかりますよね?
1階、2階をエアコン1台で全館冷暖房するには空気の通り道が必要になります。
それが吹抜だったり、大きい踊り場のある階段だったりするわけです。
ですがプラン上、吹抜がなかったり、階段に踊り場がない場合というのは
よくあることです。
ダクトを使って工夫をすれば、床下暖房エアコンも使えるのですが
反面、冷房の仕方が難しくなり、余計にコストがかかったりします。
階間エアコンとは名前の通り 1階と2階の間に冷暖房エアコンの空気を送ります。
そうすると2階の床が床暖房をしているように暖かくなったり、冷えたりします。
それだけだと、まんべんなく空気は動かないので『ブースターファン』というものを
設置して空気を上下階に送風することで温度ムラのない空間を実現させます。
天井裏に設置されたブースターファン(工事中)
この方式であれば吹抜や階段の広さに左右されず、全館冷暖房が可能となり
なおかつ、冷暖房エアコン1台で全館冷暖房ができます。
階間エアコンなんて初めて聞いたという方も、もしかしたら居るかもしれないですが
全国的に見ると、エコ住宅をしている工務店では普通に行われている方式だったりします。
そんな 『 長倉の家3 』 ですが
4月17日(土)、18日(日)
に見学会を行う予定です。
階間エアコンを初めて知った方、ぜひご覧になってください。
ではまた~👋