新潟・長岡で家づくりを検討している方にとって、一年を通して快適な住環境は重要なテーマです。
特に冬の寒さや夏の暑さは厳しく、光熱費も気になるポイントです。
そこで今回は、新潟・長岡の気候特性を踏まえ、快適な家づくりを実現するための断熱窓の選び方をご紹介します。
断熱窓の基礎知識から、選び方、設置方法、費用相場、補助金制度まで、役立つ情報をまとめました。
□新潟・長岡の家づくりに断熱窓を

*断熱窓が重要な理由
住宅の断熱性能は、住まいの快適性を大きく左右します。
特に窓は、家の中でも熱の出入りが最も多い場所。
窓の断熱性を高めることで、夏は涼しく、冬は暖かい、快適な室内環境を実現できます。
近年、光熱費の高騰や住宅の断熱性能基準の向上など、住まいの高断熱化への関心が高まっています。
2050年の脱炭素社会実現に向けて、国を挙げた住宅高性能化への取り組みも進んでおり、住宅の断熱性能は「等級6以上」からが新築の最低基準点になるとも言われています。
新築・リフォームの際は、断熱性能を必ずチェックしましょう。
*新潟・長岡の気候特性と窓
新潟・長岡の気候は、冬の積雪が多く、夏は高温多湿となるのが特徴です。
そのため、断熱窓を選ぶ際には、寒さ対策だけでなく、夏の暑さ対策も考慮する必要があります。
具体的には、以下のような点に注意して窓を選ぶと良いでしょう。
・冬の寒さ対策:断熱性能の高い窓を選び、室内の暖気を逃がさないようにする。
・夏の暑さ対策:日射遮蔽性能の高い窓を選び、室内に熱が入り込むのを防ぐ。
・結露対策:結露しにくい窓を選び、カビやダニの発生を抑える。
*断熱窓で得られる効果
断熱窓を導入することで、様々な効果が期待できます。
・冷暖房費の削減:断熱性能の高い窓は、室内の温度を一定に保ちやすいため、冷暖房の使用頻度を減らすことができます。これにより、光熱費を大幅に削減することが可能です。
・快適な室内環境の実現:断熱窓は、外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かい、快適な室内環境を実現できます。
・健康へのメリット:断熱性能の低い窓は、室内の温度差を大きくし、ヒートショックなどの健康リスクを高める可能性があります。断熱窓を導入することで、室内の温度差を小さくし、健康リスクを低減することができます。
また、結露を抑制することで、カビやダニの発生を抑え、アレルギーなどの健康被害を防ぐ効果も期待できます。
□快適な住まいを実現する窓の選び方
*窓の種類と特徴を知る
窓には、様々な種類があります。それぞれの特徴を知り、自宅に最適な窓を選びましょう。
1: ガラスの種類
・単板ガラス:1枚のガラスで構成された窓。断熱性は低い。
・複層ガラス:2枚のガラス(ペアガラス)や3枚のガラス(トリプルガラス)の間に乾燥空気やガスを封入した窓。断熱性が高い。
・Low-Eガラス:ガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングした窓。断熱性や遮熱性が高い。
2: フレームの素材
・アルミ:耐久性が高く、デザイン性が高いが、熱伝導率が高い。
・樹脂:断熱性が高く、結露しにくい。
・木製:断熱性が高く、自然な風合いがある。
・複合素材:アルミと樹脂など、異なる素材を組み合わせた窓。
*断熱性能のチェックポイント
窓の断熱性能は、熱貫流率(U値)という数値で評価されます。
U値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味します。窓を選ぶ際には、ぜひU値を確認しましょう。
また、日射熱取得率(η値)も重要な指標です。η値が小さいほど、日射熱を遮る効果が高いことを意味します。
南側の窓は、軒先をのばす等夏場の日射を遮蔽しつつ、冬場は日光を上手く取り入れて自然の力で室内を暖かくすることが出来るため、η値の高いガラスを選ぶと良いです。
西や東の窓は、η値の小さいガラスを選択し、夏の暑さ対策を行うことをオススメします。
*費用相場と補助金制度
断熱窓の設置費用は、窓の種類や大きさ、設置方法によって異なります。
一般的には、樹脂窓やLow-E複層ガラスを使用した窓は、費用が高くなる傾向があります。
しかし、断熱窓を設置することで、光熱費を削減できるため、長期的に見ると経済的なメリットがあります。
また、国や地方自治体では、断熱窓の設置に対して補助金制度を設けている場合があります。
これらの制度を活用することで、初期費用を抑えることが出来ます。
*リフォーム、リノベーション時の断熱窓設置方法と注意点
断熱窓の設置方法には、主に以下の4つの方法があります。
・カバー工法:既存の窓枠の上から新しい窓枠を取り付ける方法です。工事期間が短く、費用も比較的安価です。
・はつり工法:既存の窓枠を撤去し、新しい窓枠を取り付ける方法です。カバー工法よりも断熱性能が高くなりますが、工事期間が長く、費用も高くなります。
・内窓の設置:今ある窓にもう一つ窓をつけて、二重窓にする方法です。断熱性の向上の他にも、防音効果も期待できます。
・ガラス交換:既存の窓枠はそのままに、ガラスのみを交換する方法です。費用は比較的安価ですが、断熱性能の向上効果は限定的です。
□まとめ
新潟・長岡で快適な家づくりを実現するためには、断熱窓の導入が不可欠です。
断熱窓を選ぶ際には、窓の種類や断熱性能、費用、設置方法などを総合的に考慮し、自宅に最適な窓を選びましょう。
補助金制度を活用することで、初期費用を抑えることも可能です。
専門業者に相談しながら、快適で健康的な住まいを実現しましょう。
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