自由に駆けまわる、のびのび過ごせる住まい
暮らしはじめて1年4か月が経ったお住まい。
春の暖かい日差しの中、K様を訪ねてきました。
以前はアパートでの生活を送っていたK様。元気に成長する2人のお子さんの様子を見て手狭に感じ、「子どもが入学する前には家を建てよう!」と住まいづくりに踏み出しました。
決意が固まって、どんな住まいにしようかと資料探し開始です。
関東出身の奥様は長岡の厳しい冬の寒さを体験していたこともあり、“とにかく冬あたたかく、暖房効率の良い住まい ” を探し求めて調べていくうちにパッシブハウス*という住まいづくりの考え方に出会いました。
*パッシブハウスとは:ドイツパッシブハウス研究所が規定する厳しい燃費の基準を乗り超えた家のこと。自然の力を最大限利用し、断熱材や高性能な窓、熱ロスの少ない換気システムなどを駆使して、寒さや暑さを我慢しない快適な家を少ないエネルギーで実現させます。
パッシブハウスの考えを持つ会社。そして何かあった時に相談しやすく、臨機応変に対応してもらえる地元の会社。この2つの条件を基に、雑誌やHPで探して辿り着いたのがローカルライフスタンダードでした。
自然の風や光を感じられる暮らしに憧れていたK様。家の外と中に木や自然素材を用いること、余裕ある収納スペースを確保することを特に希望されていました。
「普段使う食器や子どもたちが大きくなると増えてくる洗面周りの小物、場所に合った収納をつくってすっきりと見えるようにしたかったんです」。
写真やメモが丁寧にまとめられた奥様お手製のノートをもとに仕様を決めていき、要望をひとつひとつ形にしながら住まいづくりを進めていきました。
おうちで過ごす、のびのびとした時間
ソファを置かず、かわりに壁から壁へハンモックを渡したK様宅のリビング。
「ハンモックに寝転んでゆらゆら揺れながら、2階の窓から見える空を眺めてる時間が気に入ってます」とご主人。
ご飯の後やお休みの日はフローリングの上で横になったり、家族みんなでトランプやボードゲームで遊んだりと、リビングを広々と使いのんびりとした時間を過ごします。
無垢フローリングが心地良く、お子さんも家ではほとんど裸足で過ごしているそうです。
コロナ禍で休校が続いていた時期は、床の上で工作やお絵かきをしたり、家の中をかけっこしたりとステイホームを楽しんでいました。夏にはリビングにテントを張り“おうちキャンプ”も。
「元気に駆けまわる子どもたちを見て、夫とよく『やっぱり家を建てて良かったね~』って話をしています」。
外に遊びに出られなくても、無垢フローリングの広々としたリビングでのびのびと過ごし、家を存分に楽しんでいる様子が伺えました。
外の楽しみ
庭に面したウッドデッキで、天気のいい日はピクニックのようにご飯を食べることも。
「夏の頃はデッキにホットプレートを持って行って、外で焼肉もしました!」。
子どもたちもお外ご飯がお気に入りようで、度々リクエストがあるそうです。
少しずつ手を加えながら庭づくりを楽しんでいるK様。お手製の花壇は流木で縁取りました。
「夏に家族で海に行ったときに拾って来たんです。あの時に行ったね~って思い出になれば良いなと思って」。
庭仕事をした後に使う外水洗の足元は、竣工時につけた手形と貝殻やシーグラスで可愛らしく装飾。様々な形で思い出を刻まれていました。
家から少し歩くと大きな公園もあり、自転車で遊びに行くことも。
「自転車で行くのに丁度いい距離で、たまにご飯をもってピクニックに行きます。春休みにもまた行きたいねって話しているんです」。
すぐ身近に自然を感じる環境で、暮らしを楽しんでいます。
使いやすさと心地良さ
キッチンの隣に設けたカウンタースペースはご主人のテレワークに大活躍。その隣ではお子さんが本を読んだり宿題をしたり。
カウンターと繋がっているカップボードはキッチンとの距離を広く取ったことで、お子さんとも一緒に料理をしやすくなりました。みんなで並んでごはんの準備やお菓子づくりを楽しみます。
「開放感のある間取りだからなのか、この家に引っ越してからは余裕ができて時間が穏やかになりました」と、ゆったりとした暮らしを実感しています。
さらに、「この家に住んでから暑さ寒さで悩むことがなく快適です」と嬉しいお言葉も。
K様邸は1台の床下エアコンで家を丸ごと暖めるため、奥様ご希望の “ 暖房効率が良く、冬もあたたかい家 ” が実現。
季節問わず心地良く過ごせる住まいで、家族との時間を大切に楽しむ暮らしぶりがうかがえました。
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あとがき
学校でつくった作品や家で描いたお子さんの絵が飾ってあり、思い出を目に見える形でたくさん残されていました。K様が家族との時間を大切にされているのが伝わってくる、素敵なお住まいでした。ありがとうございました!(広報:小林)